ガッキーが可愛いだけじゃない!十六茶のCMが好きなワケ
またまた好きなCM解説。
ホントに、トイレに行ったり録画で飛ばしたりするのが勿体無い!と思うくらい素敵なCMってあるよね〜。
私が思う「良いCMだなぁ」っていうのは、
巷で話題になるものだけではなくて。
伝えたいことを、
ひねりを聞かせつつ的確に伝えているCMこそ至高だと思うのです。
アサヒ 十六茶「利休」篇もその一つかなと思います。
ゴクゴクゴク…
ガッキーが美味しそうに十六茶を飲んでおる。
それを
「これが十六茶…!」
あの、千利休が息を呑んで見てます。
千利休「ゴクゴク飲めて…」
千利休「なんと、いい表情になるのだ…!」
ガッキー「一緒に、ゴクゴクします?」
誘われた利休さん。
千利休「ぜひ♡」
…心なしか利休さんの目もハートに見える…
利休さんとガッキーが一緒に十六茶を飲んでからの、
「新・ゴクゴクで、新・スッキリ。
ブレンド茶なら、十六茶!」のナレーション。
ガッキーのあまりの透明感とキャワいさに
危うく全てが持っていかれそうなCMですが、
ここで注目してほしいのは、
ガッキーの共演者が千利休であること。
千利休といえば、言わずもがな
歴史上に名を馳せる有名な茶人。
茶室で正座をしてお茶をすするのです。
千利休と聞くと、きっとほとんどの人のアタマにはその優雅なお点前が浮かびます。
ここで思い出して欲しいのは、
そう、CM終盤のコピー!
「新・ゴクゴクで、新・スッキリ。
ブレンド茶なら、十六茶!」
このCMで一番伝えたいことは、
おそらく「(新しくなった)十六茶が、ゴクゴクスッキリ飲めること」だと思うのです。
そこで、ゴクゴクなんてフレーズからは懸け離れたお茶を嗜む千利休が、
ゴクゴク十六茶を飲むガッキーを羨ましがる!
このことで、何の気なしに見ている私たちにとっても、知らず知らずのうちに「十六茶がゴクゴク飲める」ことが際立ってくるんです!
なんて巧いCMなの!!
この商品は、安くて、美味しくて、体に良くて…
頑張って開発した商品だもの。
知ってもらいたいことすべてを伝えたい気持ちはすごく分かる。
けれど、15秒にその全てを詰め込むことは不可能に近い。
じゃあ、その中でも何を伝えたいのか?
ある意味で割り切って、絞って、
明確でシンプルなメッセージをもとに作ったCMは
やっぱり心に残ります。
くぅ〜、15秒にかける情熱、アツいなぁ。